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代表者挨拶

「つながり」の先にあるもの-過去・現在を踏まえ、未来を見据える-

 

2022年5月29日(日)に開催された第10回定時社員総会後の臨時理事会において当会の会長に就任致しました白田晃久と申します。
前期に引き続き、これから2年間当会の会長を務めさせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。

会長としては2期目を迎え理事の任期から数えると6期目を迎えることとなりましたので、次世代を見据えた組織運営が大きなテーマともなります。
この前期2年間は会長として非常に多くのことの「決定」を行ってきましたが、決して簡単な「決定」は一つもありませんでした。
それだけに引き続き当職への就任に関しては、ますます責任の大きさを日々感じておりますが残された任期も、これまでの会活動を通じて出会えた多くの方々に感謝しつつ、人とのつながりから学んだことを活かし、自分にできることを一つでも多く見つけ、会活動に邁進していきたいと思います。

さて、すでに2年以上が経過する新型コロナウイルス感染症の拡大については、戦後最悪と言われる経済危機(コロナショック)に直面しました。
この経済危機(コロナショック)の本質は、人と人とのコミュニケーションが制限されたことだと言われています。
人の移動の停滞により生産活動や物流が止まり物資の不足も生じました。
感染拡大抑制のための外出制限や営業自粛も伴い、感染状況の先行きに関する不確実性から失業者数は増加し、所得の低迷は消費行動をさらに縮小させるという経済危機の連鎖が生まれることにもなりました。
一方でコロナショック以降、オンライン会議に代表されるようにデジタルを活用したコミュニケーションの普及など、コロナテックとも言われる技術革新が急速に社会実装されたことは会員の皆様も承知の事実ではないでしょうか。

そしてアフターコロナ期を見据えた経済活動等の回復に向けた施策も徐々に動き出しつつあるように感じていますが、近年は社会福祉に関わる法制度や社会環境が大きく変化してきています。
そのようななかにおいても当会のような専門職団体や社会福祉士に期待される役割も高くなってきています。
孤独・孤立や生活困窮の状態にある人々が、地域社会と繋がりながら安心して生活を送れる「地域共生社会」づくりの為には、我々ソーシャルワーカーによるソーシャルワークの視点が今まさに求められているのではないでしょうか。

なお、来年2023年7月1日・2日には第31回日本社会福祉士会全国大会・社会福祉士学会(大分大会)の開催が予定されております。
大分県内会員の皆様のご支援を頂きながら本大会を成功させたいと考えておりますのでご協力をお願い申し上げます。

最後となりましたが、会員の皆様方の会活動へのご理解ご協力並びに積極的な研修会等への参加を重ねてお願い申し上げるとともに、会員の皆様方の益々のご発展とご健勝をお祈り申し上げ、会長就任の挨拶とさせて頂きます。

2022年6月1日

公益社団法人 大分県社会福祉士会

会長 白田 晃久