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代表者挨拶

公益社団法人大分県社会福祉士会会長就任あいさつ

 

このたび、2024年度第12回定時社員総会後の臨時理事会におきまして、公益社団法人大分県社会福祉士会の会長に就任致しました伊藤保幸と申します。

本会は1993年の設立以降、2007年社団法人、2013年には公益社団法人格を取得し、現在600名近くの会員により構成されています。
これまで歴代の役員の方々や会員一人ひとりが築いてこられた道筋、更にこれまで本会の運営や組織基盤の確立に多大なる貢献をされた白田晃久前会長のあとを引き継ぎ、新たな体制のもと大分県民の社会福祉の向上に寄与すること、国家資格である社会福祉士の地位向上を目的として、会員の皆様とともに更なる発展に向かい取り組んで参りたいと思います。

さて、2019年の年末より確認された新型コロナウイルスは私たちの住む社会を一変させました。
感染症法上2類から5類に移行したとはいえ、私たちの働く多くの業界ではいまだに新型コロナウイルス感染症等の感染症対策を講じている状況です。
また、コロナ禍以前に私たちが構築してきた様々なシステムはウイズコロナからアフターコロナへとフェーズが移行し、生活様式や社会活動を変容させざるを得ない中で社会への順応や適用を強く求められてきました。
その結果、困っている方によってはより孤立化が進み、課題は多様化し住みにくい社会になっている実態も散見されております。
このような時代だからこそ、困っている方を中心に据え専門職同士、またはソーシャルワーク関係団体同士及び各種団体とも手を取り合い「たがいに・ささえあい・つながり」(全国大会大分大会サブテーマ)を深めていくことが重要で、その中心的な役割を我々ソーシャルワーカーが担うことが期待されております。
2023年は本会も設立30周年を迎え、その年に全国大会を開催し、無事成功に終わることができました。

クライエントをはじめ多くの方との一期一会を大切に「たがいに・ささえあい・つながり」を作り出せる地域づくりの一助を担えるよう専門職として会員一丸となって資質向上の研鑽に努めて参ります。
本会の定款にも謳っている『社会福祉の援助を必要とする大分県民の生活と権利を擁護し、社会福祉の増進に寄与することを目的とし』、社会福祉実践を通して「大分県民の福祉の向上」を図ってまいりたいと思います。
そのために、

(1)社会の変化を見据え、その変化に対応する弛まぬ専門性の向上
(2)会員同士の交流の促進を図ってまいります。

最後に、公益法人として保健・医療・福祉・教育・司法等の領域において本会の会員が県民の方々の福祉の向上に寄与できるように、本会の運営や活動に対し責務を全うし、さらなる発展のために努力していきたいと思いますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い申し上げます。

2024年6月1日

公益社団法人 大分県社会福祉士会

会長 伊藤 保幸